北朝鮮、中国への闘争を支持

 北朝鮮情勢に詳しい関西大の李英和教授が入手した、党中央が地方組織に下した「方針指示文」によると、北朝鮮の労働党中央本部が国連安全保障理事会の制裁に同調する中国の動きを「敵対視策動」と見なして猛反発し、対抗するための闘争を党員らに指示したそうです。

 文書は「全ての党員と勤労者は、社会主義に背く中国の圧迫策動を核爆風の威力で容赦なく打ち砕こう」と題され、3月10日に日本の都道府県に相当する各道の党組織で行われた下級幹部向けの講習会で示されたと言う事です。

 北朝鮮当局が友好国であり、最大の後ろ盾でもある中国を露骨に批判した文書が明らかになるのは異例です。元々中国共産党政府は、北朝鮮の世襲による権力の継承には否定的で、政治体制自体を良く思っていません。それでも、朝鮮半島における緩衝地帯として北朝鮮が必要なので支援してきましたが、最近の北朝鮮は中国の思惑を無視して暴走を続け、両国の関係はかなり冷え込んでいます。