トルコのクーデター失敗

 トルコ軍の参謀総長代行は16日、「クーデターは失敗した」と宣言した。一部の軍によるクーデターは失敗に終わりました。

 ユルドゥルム首相は首都アンカラで会見し、一部の軍部の反乱により161人が死亡し、1440人が負傷。首謀者は拘束され、状況は完全に正規軍の統制下にあると発表しました。

 トルコはイスラム国家ですが、1923年に共和国として建国以来、政教分離を国是とする世俗主義を基本としてきました。以来、軍は「世俗主義の守護者」を自任。過去にも政教分離の危機、政治の混乱などを理由に3回目クーデターを起こし、権力を掌握しました。

 現在の与党AKPはイスラム主義を重視、エルドアン大統領は強権的な政治でイスラム色を強めており、軍の一部には以前から不満が貯まっていたと言われています。ただ、高い経済成長もあって与党の支持は50%を超えており、軍内の同調者も限られ、クーデターは国民の支持を得られなかったようです。最大都市イスタンブールではクーデターに抗議する市民との衝突があり、死傷者が出たと言うことです。