ギリシャ首相、EU案を拒否

 ギリシャのチプラス首相は5日に議会で行った演説で、欧州連合(EU)が金融支援について3日に示した合意案に対し、「ばかげた提案」と非難し、合意について拒否する姿勢を強調しました。

 ギリシャは国際通貨基金(IMF)への計約15億ユーロ(約2000億円)の返済が6月末に迫っていますが、既に財務相が「金はない」と開き直っています。

 EU側はあくまで、支援の条件として付加価値税(消費税に相当)の税率引き上げや年金の削減を求めているのに対して、チプラス氏は「不愉快で驚いた」と批判。ギリシャ政府が1日に提出した構造改革案を「現実的だ」として、緊縮財政には反対し続けています。

 チプラス首相が率いる与党の急進左派連合は、反緊縮を掲げて政権を握った上、寄り合い所帯であるため、妥協すれば解散総選挙となりかねないため、引くに引けない事情もあるようです。とは言え、ギリシャの要求通りに支援しても、その金は日々の生活に消えていくだけで、将来的に返済される見通しがないのでは、誰もこれ以上の支援は出来ないでしょう。