イギリスがEU離脱を正式通告

 イギリスのメイ首相は29日、昨年6月の国民投票結果に基づいて、欧州連合(EU)のトゥスク大統領にEUからの離脱を正式通告しました。

 加盟国の離脱はEU誕生以来初めてのことです。とは言っても、即座に離脱するわけでは無く、今後原則2年間の交渉が5月にも開始され、期間延長がなければ2019年3月末に離脱する事になります。

 イギリスでは移民や難民の流入が増加したことや、EU加盟の恩恵を受けられなかった地方都市で次第に離脱論が強まった事で、昨年6月にEUからの離脱か残留かを問う国民投票が行われ、事前の予想に反して離脱が過半数を占めました。

 EUは加盟国間で人の移動の自由が保障され、移民や難民の流入を自国の判断で制限できません。そのためメイ首相は移民の流入を制限する権限を取り戻す完全離脱を目指しながら、同時に経済への影響を最小限にとどめたい考えです。しかし、EU側は「美味しい所どり」は認めない方針で、交渉は難航が予想されています。

 離脱通告は全加盟国が同意すれば延長も可能で、交渉開始前から延長を予測する見方もあるほどです。

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